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ハードテックってどう売るの?3つの戦略で売上UPを目指そう!

目次

アオくん

カイ社長、最近“ハードテック”って言葉をよく聞くんですが、ソフトウェアと何が違うんでしょうか?

カイ社長

いい質問だね。ハードテックは、物理的な技術や製品を伴うビジネス領域のことを指すんだ。たとえば、ロボティクス、IoTデバイス、半導体、先端材料なんかがそうだね。リアルな“モノ”がある分、売り方にも独自の工夫が必要になるんだよ。

ハードテックとは?

ハードテック(Hardtech)とは、高度な技術を用いて物理的な製品や装置を開発・提供する事業領域のことを指します。AIやソフトウェア中心のソフトテックとは異なり、製造・設計・素材・エネルギーなどに深く関わるのが特徴です。

主な分野例:

  • ロボティクス、IoTデバイス

  • 医療機器、エネルギー関連技術

  • 宇宙・航空、製造装置など

ディープテックと混同されがちですが、ディープテックは「科学的ブレイクスルーに基づく技術」、ハードテックは「物理的なプロダクト化」に重きを置く、という点が異なります。

ハードテックにおける売上を立てる3つの方法

A. 技術を売る(ライセンス・共同開発)

ハードテック企業の多くは、独自の技術やノウハウを保有しています。それを他社に提供することで、売上を得る方法です。

  • ライセンス提供:自社の技術や特許を他社に使用させることで使用料を得る

  • 共同研究・開発契約:大手企業や大学と組み、実用化に向けた開発費を受け取る

  • PoC(実証実験)支援:新技術の有用性を示すプロジェクトに参加し、その対価を得る

これらは初期段階のハードテックスタートアップにとって、比較的早くキャッシュを得られる手段でもあります。

B. 製品を売る(プロダクトの販売)

ある程度技術が製品化された段階では、モノとしての価値を提供することが可能になります。

  • 直販・オンライン販売:展示会やECサイトなどで自社製品を直接販売

  • 代理店を通じた販売:専門的な販路や業界ネットワークを持つ企業と連携

  • サブスクリプションモデル:機器を月額制で貸与することで安定収益を得る

製品そのものだけでなく、保守サービスやカスタマイズ対応も重要な収益源になります。

C. 人を売る(講演・教育・専門サービス)

研究開発に深く関わってきた人材や、専門家としての知見を活かしたビジネスです。

  • 講演・登壇:企業イベントや学会での講演料

  • 研修・教育コンテンツの提供:企業向けセミナーや講座、eラーニング化

  • コンサルティング:技術アドバイザーとしての契約・顧問業務

これにより「知」を収益化できるほか、企業や投資家からの信頼獲得にもつながります。

まとめ

アオくん

「技術」「製品」「人」って、それぞれ違ったアプローチで売上を作れるんですね!製品を作るだけが全てじゃないって、すごく勉強になりました。

カイ社長

そうだね。むしろスタートアップの初期は、技術ライセンスや講演のような“低リスク・即効性”のあるモデルも積極的に使うべきだよ。

アオくん

じゃあまずは、自社の強みがどの軸にあるのか見極めるところからですね。

カイ社長

その通り。売上を「創る」ことから、未来の事業成長が始まるんだ。焦らず、でも戦略的に進めていこう。

ハードテックはソフトウェアとは異なり、技術の形が「モノ」として存在する分、売上の立て方も多様です。ライセンス提供、製品販売、講演など、自社の資産を活かした戦略がカギになります。

 

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はこまる村長

ものづくりベンチャー企業の役員(創業者/COO)で活躍中!(創業7年目/社員15名程度)

経営、事業開発、営業、案件推進(製造業)をマルチにこなしています!

大手企業や中堅企業の経営や営業戦略、体制作りなどの支援を行っています!

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